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GEO解説10 min read

SEO・GEO・AIO・LLMOの違い。土台はSEOのまま、回答を作るLLMという評価者が増えただけ

GEO・AIO・LLMOは同じ施策の呼び名違いです。GEOは2023年の論文、AIOはGoogleのAI Overview、LLMOは主に日本発の呼称。担当者が社内説明に使える形で用語を整理し、やらなくていいことまで書きます。

結論

GEO(AIO・LLMOとも呼ばれます)は、SEOと別の技術ではありません。土台は従来のSEOのままで、上に「回答を生成するLLM」という評価者が増えただけです。3つの呼び名は同じものを指すので、本サイトは海外で最も使われる「GEO」に表記を統一します。

3つの呼び名はどこから来たか

GEOは「Generative Engine Optimization」の略です。2023年11月にarXivへ投稿された論文のタイトルが由来で、著者はPranjal Aggarwalら6名です。論文はKDD 2024に採択され、生成AIの回答内での可視性を最大40%高めたと報告しています。

AIOはGoogleの機能名「AI Overview」から取った呼び名です。Google検索の上部に出るAI回答に引用されることを指し、主にGoogle向けの文脈で使われます。Googleの公式文書にAIOという用語は出てきません。

LLMOは「Large Language Model Optimization」の略で、主に日本で使われています。ChatGPTなどのLLMに自社を言及させる施策を指し、海外ではほぼ見かけません。英語圏の論文・ツール・求人で使われるのはGEOです。

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GEO・AIO・LLMO 3つの呼び名の由来と対象

GEO

Generative Engine Optimization

  • 2023年のarXiv論文が由来
  • 対象は生成AI検索全般(ChatGPT・Perplexity・Gemini等)
  • 英語圏の論文・ツール・求人で使われる標準的な呼称

AIO

AI Overview

  • Googleの機能名「AI Overview」が由来
  • 対象はGoogleのAI Overview・AI Mode
  • Google公式文書にAIOという用語は出てこない

LLMO

Large Language Model Optimization

  • 主に日本で使われる呼称
  • 対象はChatGPTなどのLLM全般
  • 海外ではほぼ見かけない
呼び名は3つあるが、やることは「引用されやすい信頼できるページを作る」の1つ

3つは何が同じか

対象の違いは「どのAIに引用されたいか」だけです。GEOはChatGPT・Perplexity・Geminiなど生成AI検索全般、AIOはGoogleのAI OverviewとAI Mode、LLMOはLLM全般を指します。やることはどれも同じで、引用されやすい信頼できるページを作ることです。

Googleは公式文書で、AI OverviewやAI Modeに「追加の要件も特別な最適化も不要」と書いています。条件はインデックスされ、スニペット付きで検索結果に出られることだけです。つまりGoogleから見ると、AI回答の引用元選びは通常検索の延長にあります。

追加の要件も特別な最適化も不要
Google 検索セントラル|AI 機能と Google 検索の仕組み

SEOスターターガイドが勧めるのも、クロールを許可し、役に立つ独自の内容を文章で書くことです。メタキーワードや文字数目標、見出しの順番に固執しないことも明記されています。この土台がなければ、どの呼び名の施策も成り立ちません。

影響を受けるページ・クエリ

先に影響が出るのは、一般論をまとめた解説記事と用語集です。「GEOとは」「AIOとの違い」のような定義系クエリは、AI回答が同じ内容を先に出します。読者がページを開く理由が減ります。

影響が小さいのは、自社の実測値・事例・独自の判断基準を含むページです。AI回答は出典を必要とするため、引用元として残ります。クリックは減っても、引用される回数は増える方向です。

クエリで見ると、定義系と比較系が先に減り、指名検索や条件の細かい質問は残ります。Search Consoleで「〜とは」を含むクエリの表示回数とクリックの差を先に確認してください。

日本のサイトでの例

店舗集客サイト(美容室・クリニック)を例にします。「○○駅 メンズカット 当日予約」と聞かれたAIは、当日予約の可否と料金を1段落で答えているページを引用します。トップページのキャッチコピーは引用の材料になりません。

店舗ページの冒頭に「当日予約:可(18時まで)/メンズカット:4,400円」と平文で書く方が強いということです。クリニックなら、診療時間・初診の持ち物・保険適用の有無を同じ形で書きます。これはSEOで昔から効いた書き方で、GEO用に新しく覚えることはありません。

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AIに引用されるまでの流れ(美容室の例)

  1. 1

    ユーザーがAIに長い質問を投げる

    「○○駅 メンズカット 当日予約」のように条件を含む聞き方をする

  2. 2

    AIが引用できるページを探す

    インデックスされ、スニペット表示できるページが母集団になる

  3. 3

    当日予約の可否と料金を1段落で答えているページが引用される

    トップページのキャッチコピーは引用の材料にならない

  4. 4

    冒頭に事実を平文で置く

    「当日予約:可(18時まで)/メンズカット:4,400円」の形で書く

引用元の母集団は通常検索と同じなので、まずインデックスされていることが前提になる

やること/やらなくていいこと

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GEO対応でやること/やらなくていいこと

やること

  • 社内の用語を「GEO」に決め、資料や発注書の表記を揃える
  • 主要ページがインデックスされ、スニペット表示できる状態か確認する
  • 質問にそのまま答える2文を、見出し直下に置く
  • 料金・予約・営業時間など、AIが引用する事実を文章で書く(画像だけにしない)

やらなくていいこと

  • 「GEO対策パッケージ」を別途契約する。Googleは特別な最適化は不要と明言している
  • llms.txt に効果を期待する。検索エンジンが順位や引用の判断に使うとは書かれていない
  • AI向けの別ページを作る。重複ページは通常検索で不利になり、引用の母集団からも外れる

「GEO対策パッケージ」の別途契約が不要なのは、引用元の母集団が通常検索と同じだからです。llms.txt は提案者のJeremy Howard氏の文書でも採用例が開発者向けドキュメント中心で、検索エンジンが使うとは書かれていません。AI向けの別ページも、同じ内容の重複が通常検索で不利になるだけです。

よくある質問

GEO・AIO・LLMOを使い分ける必要はありますか

ありません。どれも「生成AIの回答に引用される」施策を指し、対象のAIが少し違うだけです。本サイトは海外で最も使われるGEOに統一し、Googleの機能名としてのAI Overview・AI Modeはそのまま書きます。

SEOをやめてGEOに集中すべきですか

いいえ。Googleの公式文書では、AI回答に出る条件はインデックスされ通常検索に出られることです。SEOを捨てると、GEOの母集団から外れます。

クリックが減るなら、引用されても意味がないのでは

検索からの直接流入は減ります。代わりに、AI回答の中で店名やブランド名が出ることで指名検索が増える経路が残ります。指名検索はコンバージョン率が高いので、流入数だけで判断しないことを勧めます。

Sources · 一次情報

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