Google画像検索25周年。LensとAI Modeで「写真で聞く検索」が入口になり、商品画像の撮り方が順位を決める
Googleは画像検索25周年の公式ブログで、LensとAI Modeの統合や画像生成機能を発表しました。カメラを入口にした検索が増える中、EC・飲食・観光サイトが画像を「回答の材料」にするためのalt・構造化データ・撮影の実務をまとめます。
結論
Googleは2026年7月14日、画像検索の25周年にあわせて、画像検索トップページの刷新とAI Overviewでの画像生成を発表しました。文字を打たずにカメラや画像から始める検索が、検索の入口として扱われています。EC・飲食・観光のサイトは、画像をimg要素で置き、altと構造化データと撮影の型をそろえて、画像が回答の材料になる状態を作ってください。
Googleが公式ブログで示した25年の流れ
Google画像検索は2001年7月に始まりました。きっかけは2000年にジェニファー・ロペスの緑のドレスが話題になり、写真を見たいという検索が殺到したことです。
そこから視覚検索の機能が段階的に増えています。2009年に類似画像、2011年に画像をアップロードして探す検索、2018年にGoogle Lensが検索に入りました。2022年には画像と文字を同時に使う「マルチサーチ」が加わりました。
2024年のCircle to Searchは、世界で5億8,000万台以上のAndroid端末で使えるとしています。2025年にはLensとAI Modeが統合され、画像から複数の検索に分解する「visual image fan-out」が導入されました。AI Modeの会話の中で買い物向けの視覚的な結果を出す機能も同年です。
2026年の新機能として、Circle to Searchの複数オブジェクト認識と、検索ボックスへの画像アップロードが挙げられています。今回の発表は2点です。画像検索トップページをギャラリーとコレクションのタブに作り直すこと、AI Overview内でNano Bananaモデルを使い、文章から画像を生成することです。
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Google画像検索25年の流れ
- 1
2001年7月:画像検索が始まる
2000年にジェニファー・ロペスの緑のドレスが話題になり、写真を見たいという検索が殺到したことがきっかけ
- 2
2009年:類似画像
- 3
2011年:画像をアップロードして探す検索
- 4
2018年:Google Lensが検索に入る
- 5
2022年:画像と文字を同時に使うマルチサーチ
- 6
2024年:Circle to Search
世界で5億8,000万台以上のAndroid端末で使える
- 7
2025年:LensとAI Modeが統合
画像から複数の検索に分解する「visual image fan-out」を導入。AI Modeの会話の中で買い物向けの視覚的な結果を出す機能も同年
- 8
2026年:トップページ刷新と画像生成
Circle to Searchの複数オブジェクト認識、検索ボックスへの画像アップロード、ギャラリーとコレクションのタブ、AI Overview内でのNano Bananaによる画像生成
利用の数字は別の公式ブログにあります。2026年5月の米国データでは、検索の6回に1回以上が音声か画像を使い、画像での検索は月40%超で伸びています。
Figure
視覚検索の広がりを示す数字
6回に1回
音声か画像を使う検索の割合
2026年5月の米国データ。それ以上の頻度
月40%超
画像での検索の伸び
同じ米国データより
5.8億台
Circle to Search対応のAndroid端末
2024年時点で世界5億8,000万台以上
影響を受けるページ・クエリ
影響を受けるのは、写真で判断される商材のページです。EC、飲食、観光が該当します。文字を打たずにカメラや画像から始める検索が入口になるため、商品画像そのものが照合の対象になります。
使われないのは、CSSの背景画像、文脈のない画像、altのない画像です。img要素で置かれ、altと構造化データがそろっている画像だけが回答の材料になります。
クエリは文字ではなく写真の形で来ます。「これが欲しい」「これに似た物が欲しい」という意図が濃く、商品ページに直結します。撮影の型(背景・角度・寄り)をそろえておくと、照合されやすくなります。
公式ガイドが書いている画像の扱い
Google Search Centralの画像ガイドは、25周年の発表とは別に、画像が検索に使われる条件を具体的に書いています。
画像はHTMLのimg要素で置きます。CSSの背景画像はクローラが画像として処理しません。レスポンシブ対応にはpicture要素やsrcsetを使い、フォールバックのsrcを残します。対応形式はBMP・GIF・JPEG・PNG・WebP・SVG・AVIFです。
altは画像の内容を説明する短い文にします。キーワードを詰め込むとスパムと見なされます。ファイル名も「my-new-black-kitten.jpg」のように内容を表す短い名前にします。
「内容を説明する短い文」
画像は関連する本文のそばに置き、ページの主題と合った画像を載せます。キャプションと見出しで画像の主題を補強します。ページの代表画像は、schema.orgのprimaryImageOfPageかog:imageで指定します。
構造化データを入れると、画像検索でリッチリザルトやバッジが出ます。画像サイトマップはCDN上の画像を含めて発見を助けます。表示速度はPageSpeed Insightsで確認します。
日本のサイトでの例
アパレルEC
利用者は店頭やSNSで見た服を撮って探します。検索側は撮った写真と、サイトの商品画像を照合します。
商品ごとに「白背景の正面」「着用シーン」の2枚を最低限そろえ、色違いは色ごとに1枚ずつ置きます。altは「リネンシャツ 生成り 長袖 レディース」のように商品名・色・素材・形を並べた短い文にします。Product構造化データに価格・在庫・画像を入れ、og:imageは正面の1枚にします。
インテリアEC
公式ブログの例は、SNSで見たダイニングテーブルを撮って「コーヒーテーブル」と打ち足す検索です。画像と文字が同時に来ます。
家具は「単体の白背景」と「部屋に置いた状態」で見え方が変わります。両方を1ページに載せ、部屋の写真のそばに「幅120cm オーク無垢材 脚は黒スチール」と本文で書きます。写真だけで伝えて本文に寸法がないページは、照合はできても回答の材料になりません。
飲食店
料理の写真で「この料理が食べられる店」「これは何という料理」と聞かれます。メニューの画像を背景画像やPDFにしている店は、この検索に出ません。
メニューごとにimg要素で1枚、altは「牡蠣のアヒージョ バゲット付き」のように料理名と付け合わせを書きます。画像の直下に料金と提供時間を本文で置きます。
観光
建物や風景の写真で「ここはどこ」「行き方」と聞かれます。施設の代表写真をog:imageで指定し、写真のそばに所在地・最寄り駅・営業時間を書きます。altは「〇〇寺 山門 紅葉の時期」のように、場所と見える物と季節を入れます。
やること/やらなくていいこと
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画像を回答の材料にするためにやること/やらなくていいこと
やること
- 主要な商品・メニュー・施設の画像をimg要素にし、背景画像やPDFから戻す
- altを「名前+色・素材・形・場所」の短い文にする(20〜40字が目安)
- 商品ページにProduct構造化データ、代表画像にog:imageを設定する
- 色・角度ごとに1枚ずつ、白背景と使用シーンの2種類を撮る
- 画像のそばに価格・寸法・所在地などの事実を本文で書く
- 画像サイトマップを出し、CDN上の画像も含める
やらなくていいこと
- altにキーワードを10個並べる
- 「Lens対策」として商品写真にロゴや文字を大きく入れる
- 画像生成AIで作った商品画像を実物の代わりに載せる
- 全画像を一斉に高解像度化して速度を落とす
- 画像検索専用のページを別途作る
やらない理由を補足します。altへのキーワードの詰め込みはスパム扱いになります。写真に大きく重ねたロゴや文字は照合の邪魔になります。生成画像が実物と違えば返品と不信につながります。高解像度化は主要画像から順に進めれば十分です。
よくある質問
altはどのくらいの長さで書けばよいですか
公式ガイドは「内容を説明する短い文」とだけ書いています。商品名と見た目の特徴を1文で書けば足ります。日本語なら20〜40字が目安です。
Lensの月間利用数は公表されていますか
25周年の公式ブログには、Circle to Searchの対応端末数(5億8,000万台以上)以外の利用数はありません。別の公式ブログに、米国で画像検索が月40%超で伸びているという数字があります。日本の数字は公表されていません。
Nano Bananaによる画像生成は、自社の画像が使われなくなるということですか
AI Overviewでの画像生成は、文章から「イメージ」を作る機能です。実在の商品や店舗の画像は生成では代用できません。実物の写真を正しく置く価値は、むしろ上がります。
Sources · 一次情報
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