Curriculum · 更新 2026年9月13日

SEO・GEO教科書

「SEO対策とは」「GEO対策とは」の次に読む、順番の決まった教科書です。1から14まで通すと、自分のサイトを検索と生成AIの両方に対応させ、指名で想起される状態まで、数値で確認しながら運用できるようになります。

Curriculum · 1行でいうと

SEOとGEO(生成AI検索最適化)を、仕組みの理解 → 実装 → 運用の順に3レベル14レッスンで積み上げる教科書です。

レッスン数
14本
通読の目安
約224分
収録した実例
11件

この教科書の使い方

レッスンは1から14まで順番に並んでいます。前のレッスンで作った状態を前提に次が進むため、 飛ばさずに読むのが最短です。各レッスンの末尾には到達チェックリストがあり、自分のサイトで確認できたら次へ進みます。

前提として、用語の定義はSEO対策とはとGEO対策とはの2ページにまとめています。 「そもそもSEOとは何か」から確認したい場合は、先にそちらを読んでください。この教科書は、その定義を前提に 「では実際に何をするか」を順番に並べたものです。

実例の扱い

この教科書に載せている実例は、実施した施策と結果の数値が同じ一次情報の中で公開されているものだけです。 出典は、サイト運営者本人の発表か、Google(検索セントラルの成功事例・web.devのケーススタディ)、 および査読を経た論文に限っています。数値は各社の環境での結果であり、同じ施策で同じ結果が出ることを示すものではありません。 すべての実例はレッスン12にまとめてあります。

参考記事を見ながら加筆しています

この教科書は一度書いて終わりではありません。公式ドキュメントと、当サイトのニュース記事で扱った発表を読みながら、 該当するレッスンに加筆しています。新しい発表が出るたびに別ページを増やすのではなく、 すでにあるレッスンの中の該当箇所を直す形にしています。教科書全体の更新日は2026年9月13日です。

見ているもの中身サイトのどこに出るか
公式ドキュメント・調査・論文Google 検索セントラル、web.dev、AI各社の公式ドキュメント、公開されている調査と論文各レッスン末尾の「Sources · 一次情報」(重複を除いて55件)
当サイトのニュース記事毎日の収集で記事にした発表・調査のうち、教科書の記述に関わるものニュース一覧。反映先は該当レッスンの本文
出典の件数はレッスンに載せているURLの実数です(同じ文書を複数のレッスンで使っている場合は1件と数えています)。

加筆するときのルール

  • 数値・固有名詞は、参考にした記事の中にあるものだけを書く。元記事に無い数字は足さない。
  • 出典が示していない判断(当サイトの整理・目安)は、本文かキャプションにその旨を書いて出典と区別する。
  • 参考にしたURLは、そのレッスン末尾の「Sources · 一次情報」に必ず残す。
  • 発表によって古くなった記述は、レッスン側を書き換える。古い記述と新しい記述を併存させない。

教科書と同じ一次情報を扱った記事

次の記事は、レッスンの出典と同じ一次情報を扱っています(タイトルの似ている記事ではなく、出典URLが一致する記事を抜き出しています)。 発表を先に扱うのは記事のほうなので、レッスンへの加筆はこうした記事を起点にしています。

3つのレベルと積み上げる順番

レベルは下から積みます。技術的に読めない状態でコンテンツを増やしても評価は積み上がらず、 計測できない状態で施策を続けても、効いたかどうかが分かりません。

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レベル1から順に積む

Level 3 運用

レッスン11-14

数値で効果を確認し、実例から共通パターンを取り出し、アップデートとペナルティに備える。

Level 2 実装

レッスン05-10

技術的な土台、本文の書き方、検索結果とAI回答での見え方、サイト構造、ドメインの置き場所、AIクローラーへの対応を順に仕上げる。

Level 1 基礎

レッスン01-04

検索と生成AIがページを回答に載せる仕組みを理解し、自分のサイトの初期状態を点検する。

上のレベルから手を付けると、なぜ効いたのか(効かなかったのか)を後から説明できなくなる。

カリキュラム(全14レッスン)

各レッスンの見出しの下にある1文が、そのレッスンを終えたときにできるようになることです。 いまの自分に足りないものから読み始めても構いませんが、その場合も前のレッスンのチェックリストは確認してください。

Level 2

実装 — 作る・直す

実際にサイトへ手を入れる段階。技術的な土台、本文の書き方、検索結果とAI回答での見え方、サイト構造、ドメインの置き場所、AIクローラーへの対応を、この順番で仕上げる。

  1. 05テクニカルSEO実装 →検索エンジンがページを取得し、正しく理解し、快適に表示できる状態を自分で作れるようになる。約28分 · チェック8項目
  2. 06引用される本文の書き方 →1つの見出しに対して、そのまま引用できる形の段落を書けるようになる。約15分 · チェック7項目
  3. 07スニペットの役割と対策 →検索結果とAIの回答に自分のページの何が出るかを、設定と本文の両方から意図して決められるようになる。約14分 · チェック5項目
  4. 08サイト構造と内部リンク →1本ずつバラバラな記事群を、テーマごとに束ねて評価が積み上がる構造に組み替えられるようになる。約22分 · チェック8項目
  5. 09ドメイン構造 →新しいコンテンツをサブドメインとサブディレクトリのどちらに置くかを理由つきで決め、サイトのホスト名を1つに統一できるようになる。約13分 · チェック7項目
  6. 10AIクローラーとrobots.txt →AI各社のクローラーをUser-agent単位で見分け、robots.txtに意図どおり書き分けられるようになる。約16分 · チェック5項目

最初の90日でやること

14レッスンを実際のカレンダーに割り当てると、次の順番になります。計測環境の用意 → 技術的な土台の確認 → 既存ページの改善 → 新規ページの追加、の順です。計測ができていない状態で施策だけ増やすと、 順位が動いた理由を後から確認できなくなります。

Figure

SEO対策の着手順(最初の90日)

  1. 1

    Search Consoleとアクセス解析を入れる

    所有権を確認し、表示回数・クリック数・平均掲載順位を見られる状態にする。ここが無いと施策の効果を確認できない(レッスン02)。

  2. 2

    インデックス状況とrobots.txtを確認する

    重要なページが「登録済み」になっているか、意図せず noindex や Disallow になっていないかを確認する(レッスン02・05)。

  3. 3

    XMLサイトマップとcanonicalを整える

    サイトマップを送信し、同じ内容が複数URLで見える状態(パラメータ違いなど)を canonical で1本化する(レッスン05)。

  4. 4

    既に表示回数のあるページを直す

    検索クエリに対してタイトル・導入文・見出しが答えているかを見直す。新規作成より先に、既に見られているページを直すほうが早い(レッスン06)。

  5. 5

    答えの無いクエリに対して新しいページを作る

    Search Consoleで表示回数はあるのに該当ページが無いクエリを探し、その質問に直答するページを追加する(レッスン03・06)。

  6. 6

    4週間おきに数値で確認する

    順位の体感ではなく、表示回数・クリック数・インデックス数の推移で判断する。改善が無い施策は畳む(レッスン11)。

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90日の割り振り(何を、いつ動かすか)

計測環境の用意

Search Console・アクセス解析

インデックスとrobots.txtの確認

登録済みか、止めていないか

サイトマップとcanonical

送信と重複URLの1本化

既存ページの改善

表示回数のあるページから

新規ページの追加

答えの無いクエリに対して

4週おきの数値確認

表示回数・クリック数・登録数

1週目4週目8週目12週目
割り振りは当サイトの整理です。効果が出るまでの期間はGoogleが保証しているものではありません。

AI検索(GEO)側の作業は、この90日の外に別枠で足すものではありません。AIクローラーの許可状況の確認は、 2番目のrobots.txtの確認と同じタイミングで済ませられます。

直す候補が大量に出たときの並べ方

ページ数の多いサイトを点検すると、直す候補は数十件単位で出ます。90日の流れは同じですが、 出てきた順に上から直すと、後から「どれが効いたのか」も「本当に直ったのか」も言えなくなります。 候補は次の3段に分け、下から順に片付けます。

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修正候補を3段に分ける

3段目:積み上げ

3か月〜

著者・更新日の明示、サブドメイン間の内部リンク、独自データ。下の2段が済んでから効き始める。

2段目:見え方

1〜3か月

要点ボックス、タイトルと説明文、構造化データ。対象ページ単位で効果を測れる。

1段目:クロール資産の一本化

〜1か月

重複URL・リダイレクト・noindex・サイトマップ。ここが済むまで、上の修正の効果は複数のURLに分散する。

優先度は「影響の大きさ」ではなく「他の修正の前提になっているか」で決める。分け方は当サイトの整理。

1件ごとの書き方も決めておきます。「canonicalを直す」とだけ書いた候補は、直したかどうかを後から確認できません。 1件につき次の6項目をそろえると、そのまま着手と検証の単位になります。

項目書く内容無いとどうなるか
症状検索結果・Search Console・ログで観測できた事実だけを書く直す前の状態が残らず、直ったかどうかを比べられない
対象の範囲1本のURLか、テンプレート単位か、ホスト全体かテンプレート由来の指摘を1ページだけ直して終わる
原因設定・テンプレート・本文のどこに由来するか同じ症状が別のページで再発する
直した後の状態置き換える設定や文面を、そのまま入れられる形で実装者が解釈し直す分だけ内容がずれる
検証指標と時期何がどうなったら直ったと見るか(例:非wwwの登録数が0、URL検査で正規URLが代表)「対応済み」という記録だけが残る
優先度上の3段のどれか着手順が、見つけた順や直しやすい順になる
項目はこのサイトのページ診断が出す形(症状・該当箇所・修正方針・修正後・出典)と同じ考え方です。 並べ方は当サイトの整理です。サイトのURLを入れると、この3段と6項目のまま提案書にして返すサイト修正提案書も用意しています。

1段目の修正はまとめて一度に入れて構いません。レッスン11の「同時に複数の施策を打たない」は、 表示回数やクリック数で効果を測りたい施策についての原則です。重複URLの一本化のように、 検証指標が「重複が消えたかどうか」で、観測すれば直接確認できる修正は、まとめたほうが速く、互いの効果を打ち消しません。 2段目からは1施策ずつ、4週間の窓で見ます。

読む順番の目安

すでに一部を実施している場合は、次の対応で入口を選んでください。ただし、飛ばしたレッスンの チェックリストだけは目を通すことをおすすめします。多くの場合、詰まっている原因は前の段階に残っています。

いまの状態入口理由
サイトを作ったばかり/Search Console未登録レッスン01 → 02計測できない状態では、以降のどの施策も効果を確認できないため
記事はあるが検索結果に出てこないレッスン02 → 05インデックス登録の前提が満たせていない可能性が高いため
インデックスはされるが順位が伸びないレッスン03 → 06検索意図と本文の対応が取れていない可能性が高いため
書くテーマが尽きた/記事が単発で増えていくだけレッスン04作るページを軸の掛け合わせで決めていないため
検索結果に出ているのにクリックされない/AIの回答に引用されないレッスン07タイトルリンクと説明文が、そのクエリに答えていると読める形になっていないため
記事は増えたが評価が積み上がらないレッスン08個別記事が単発で並んでいるだけで、テーマとして束ねられていないため
サブドメインを増やすか、リニューアルでURLを変えるか迷っているレッスン09ドメインを分けた分だけ、設定と計測の単位が増えるため
SEOは回っているがAI検索に出てこないレッスン10AI各社のクローラー設定と、抜き出されやすい書き方が別作業のため
施策を続けているが効果が判断できないレッスン11見るべき指標と見る順番が決まっていないため
アップデートで流入が落ちたレッスン13原因の切り分け手順を先に決める必要があるため
AI検索の回答に自社名が出てこないレッスン14回答に載る候補は、ページを読まれるより前に決まっているため
ページ数が多く、直す候補が大量に出ているレッスン05 → 09 → 13重複URLとホスト名の一本化が済むまで、他の修正の効果が複数のURLに分散するため